外国人にも人気のろくろ体験
日本に観光で訪れる外国人旅行者は増えており、特に伝統文化の体験が人気を集めています。数ある中でも古い歴史を持つ「陶芸」では、ろくろ体験を希望する人も多くいます。
ろくろ体験が外国人に人気の理由
和の心を体験できる
陶芸職人の洗練された技法で唯一無二の芸術作品に作り上げられた日本の陶器は、外国人にとって大変魅力的とされています。と言うのも、訪日する外国人の多くは、日本の「和の心」や「わび・さび」を体験したいと考える人も多くいるためです。 実際に自分で土をこね、ろくろを回して形状を整えたり、ときに柄を描いたりする作業は、日本の陶器の歴史を体験し学ぶ事もできます。
また、静かな空間で土に触れる作業は、長旅で疲れた心身のリフレッシュにも繋がるでしょう。
芸術性の高さ
湯飲みや茶碗、箸置き、とっくりなどに日常的に触れる機会が少ない外国人にとって、陶器は大変興味深いものと言えます。日本の和食器は、すべてバランス良く作られているわけではなく、あえて左右非対称やゆがみを生み出す事で、日本的な美を表現している技法なども多くあります。
日本の陶器は普段使いできる日用品である反面、工芸品としての芸術性も併せ持っています。
ろくろ体験で「陶芸」を身近なものに
現在、陶芸やろくろ体験ができる工房が少しずつ増えてきていますが、陶芸は小さな器を制作するだけでも、熟練の技術が必要とされるものです。だからこそ、初心者から気軽にろくろ体験できるような場所が増えている事は、実は大変貴重な事でもあります。最近は外国人向けに複数の言語対応をしているところもあり、日本の伝統文化を広める一つのきっかけにもなっています。
実際に土をこね、ろくろを回しながら自分のイメージ通りに形を整えていく作業は、最後の焼き上がりまでじっくり丁寧に行われます。そのため、旅行者によってはスケジュールの都合で、完成品は後日手元に届くまで待つケースもあります。陶器作りは時間がかかるものですが、その分実際に手元に届いたときの感動も大きいものです。
この機会に是非一度体験してみませんか。
巧工房について
当工房は、福岡・佐賀・熊本・長崎県など、九州北部の観光旅行ルートに位置した陶芸工房です。
ろくろをはじめ、ランプシェード彫りや手びねりの陶芸体験などもご用意しております。また、観光施設として「あかりセラピー館」もございます。(2019年10月完成予定)
博多や九州以外にお住まいの方や海外から観光で九州へ訪れる方も、どうぞお気軽に巧工房へお越し下さい。