2022年に九州の新幹線に大きな変化が訪れます。それは「西九州新幹線」の開業です。これによって、博多までだった新幹線が長崎まで伸びることになります。長崎は観光スポットが豊富なエリアですので、旅行などで吸収をご検討の方にとっては朗報でしょう。
そこで今回は、長崎まで延びる西九州新幹線について、メリットなどをご紹介いたします。これからの時期長崎旅行をご検討中の方は参考にしてください。
長崎までの新幹線が開通予定
これまで長崎には新幹線は通っていませんでした。九州では博多〜小倉間のみとなっており、本州から着た場合にはそれ以外のエリアに行くためには在来線などに乗り換える必要があったのです。しかし、2022年に「西九州新幹線」の開業が決まっております。
長崎に行くための従来の交通手段としては以下となっています。
飛行機
本州などから長崎まで行くための代表的な手段は飛行機です。長崎には長崎空港がありますので、飛行機を使うことで直接長崎へ行くことが可能となります。たとえば東京からですと約2時間ですし、名古屋や大阪からであれば約1時間半で到着します。搭乗手続きなどを手間に感じてしまう方がいるかも知れませんが、最も短時間で気軽に長崎まで行くことの出来る手段です。
在来線
2つ目の手段が在来線の利用です。長崎まで新幹線は通っていませんが、在来線は存在しています。電車で長崎まで行くとなると、在来線を利用することになるのです。たとえば博多駅まで新幹線で移動したあとに、特急を使って長崎駅まで移動するという形になります。
自動車
出発場所を問わず移動手段の定番と言えるのが自動車です。高速道路を使うことで、長崎まで一直線に移動することが可能となります。ただし、本州などからですとかなり距離がありますので、旅行で自動車移動をされる方はそこまで多くないかもしれません。
西九州新幹線とは
西九州新幹線の開業に伴い、長崎駅まで新幹線で移動することが可能となります。最終的には博多駅からつながることになりますが、段階的に拡張していく予定のため、現在予定されている2022年9月23日の開業時には佐賀県の武雄温泉〜長崎県の間を運行します。所要時間は博多〜長崎間で約1時間20分です。現在主流となっている在来線の特急の場合、約2時間かかる距離ですので、約30分の短縮になるのです。
新幹線が開業するといっても、厳密には新幹線が博多からそのまま長崎駅まで行くわけではありません。今回西九州新幹線では対面乗換方式というスタイルが採用されています。この対面乗換方式というのは、同じホームで新幹線と在来線を乗り換えるという方式です。つまり、途中で向かいのホームに止まっている在来線（特急）に乗り換える形となります。少し手間に感じてしまうかもしれませんが、その乗り換え時間も含めて約1時間20分で博多から長崎まで移動することが出来るというのはとても利便性の高いものとなるでしょう。
佐賀の武雄温泉〜博多間の規格について、現在も協議が続いている状態です。新幹線と在来線とではレール幅が異なっており、統一するかフリーゲージトレインという車両のレール幅を可変できるようにするかのいずれかを選択することになるでしょう。現状としては、フリーゲージトレインが断念されたことにより、最終的にフル規格での開業可能かどうかが焦点となっています。
長崎までつながる西九州新幹線が出来るメリット
長崎までつながる西九州新幹線ができるメリットとしては以下が挙げられます。
移動時間の短縮
約30分の移動時間が短縮されるというのが1つ目のメリットです。30分と聞くとそこまで早くないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、往復で考えると1時間ですし、移動時間は短いほど嬉しいので大きなメリットといえるでしょう。
再開発の可能性
再開発の可能性が高くなるというのもメリットとしてあげられるでしょう。長崎周辺は栄えているエリアではあるものの、西九州新幹線の開業によりさらに価値が高まることになります。ビッグプロジェクトが立ち上げられ、さらなる街の活性化につながっていきます。
観光などの利便性向上
本州などから一気に移動出来るようになることで、観光などの利便性が向上するというメリットもあります。観光だけでなく、出張などのビジネスにおけるメリットも大きいのです。飛行機だけでなく、代表的な移動手段として選択されるようになるでしょう。
まとめ
西九州新幹線によって、博多まででなく長崎まで一気に行くことが可能となります。九州での移動にも非常に便利となるでしょう。博多から長崎まで気軽に移動することが可能となりますので、そのメリットを生かした旅行のプランを組んでみることをおすすめします。
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